時ログ

散文詩を交えた複雑な随筆文、マニアックなガジェット、好きな音楽など、青年文系SEが心の赴くままに描くエッセイブログ。

何も知らない僕

 愛することは悲しいこともあり、楽しいこともあり、それが自分の元気のためだったら、その恋は例え実らなくてもいいと、卑屈になる自分がいた。何の為に生きていることすら分からない自分を愛せることができないのだから、他人を愛せるなんてことはできない。もっと、もっと僕は知らないことを知るべきだと思った。そのために、独りになろう…と、独り旅をしていこうと思った。春は京都や奈良に行って、知覧や沖縄に行って、今度は四国に行って、北陸に行って、東北に行って、北海道に行って…。

 

 僕は日本を知らない。だからこそ、日本を知って、世界旅行にも行きたい。色々な所へ、独りで行って色々なことを知りたい。それは自分を知るためのというより、人を愛するためかもしれない。

 

 僕は人を愛せるような人間ではない。この一年、よくわかった。もっともっと僕は寂しくならなければならない。孤独になって、死にたいと思うほど精神的苦痛を味わうぐらい寂しいと思うべきだと思った。まるでそれは過去を償うかのように。

 

 僕は、まだまだ成長できる。いつか会う日まで、いや、もう会えないかもしれないけれど、きっと何を残して死ねたらいいと思う。その「何か」を探すために、生きているのかもしれない。

 

 高校時代、僕は「死とは存在証明なのだ」と考えた。それが本当であるならば、死ぬまで僕は本当の自分を誰も知ることはない。とにかく今を一生懸命生きよう。

 

 生きて生きて、自分の「何か」を探していけばいい。