For Your Heart

By ISSING-BLOG

「I Love you」をどう訳すか

 私ね、「好きです」って言えないんですよ。告白できないとか、草食系だからとかじゃなくって、なんかね、「好きです」っていう言葉に違和感を感じるんですよ。「愛している」って言葉も同じです。「好きです」「愛している」って具体性がないっていうか、なんか恥ずかしさの方が上回っちゃって、情が伝わらないと思うんですよね。

 

 かの有名な作家の夏目漱石が英語教師時代に、教え子が「I Love you」を「我君ヲ愛ス」と訳したことに対して「月が綺麗ですね」と訳させたのは有名な話ですよね。日本は明治時代、まだ「愛」という言葉は一般的でなくて「情」の時代でした。「愛している」なんて直接的な言葉は一般的ではなく日本の感性に合うものではなかったため、その話の前後を捉え、日本人ならではの叙情的な文章にしたのだと思います。

 

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 もしかしたら「好きです」って言葉はあんまり日本人には合わないんじゃないかって思いますね。いや、使っちゃまずいとかそういうのはないですけど。

 

 やっぱり相手に告白するのなら、時間帯は夜ですよね。朝に告白するなんて絶対伝わらないですね。高校時代、朝に人の行き交う靴箱で告白されたことがありますけど、時間帯的に気持ちが受け付けませんでしたね。知らない人にいきなり告白されるのと一緒です。だから告白するなら、いきなり告白するんじゃなくて、会う約束をしないと。

 

 会う約束をする時は「あ、この人は自分に告白してくるんだな」とあえて悟られるようにして、相手の心の準備をさせます。で、夜、誰もいない二人っきりの場所に行くんです。そして気持ちを言葉で伝えるわけです。で「好き」「愛している」を言わないのであれば、「月が綺麗ですね」や「わたし、死んでもいいわ」、「もうあとに戻れないな」って、ちょっとどこの小説なんだろうか、と思ってしまいますが、この方がずっと日本人っぽくで私は好きですね。だからもっと日本人の情に合った言葉を使いたいですね。「好きです」「愛してる」なんてストレートな言葉、日本人にはあまり似合いません。素晴らしい言葉なんですけどね。

 

 よし、私は「好きです」「愛している」以上の言葉を使ってささやかな告白をするぞ。

 おっと、その前に好きな人を探さなければ。ハハハ。