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By ISSING-BLOG 11/1からリニューアル

ハイレゾブームの疑問

 最近オーディオ業界ではハイレゾがブームです。ハイレゾとはマスター音源(原音)に近いデータ量の音源のことで音の解像度が高いんです。簡単にいうと、CDよりも高音質と言うこと。テレビで言う4Kや8Kみたいに映像が綺麗になるみたいな感じ。ただしそれはあくまでも理論上の話である、ということを頭に置いていただきたいです。

 現在、我々はスマートフォンなどのミュージックプレイヤーの発達により、気軽に音楽を楽しむことができるようになりました。YouTubeなどのネット配信が中心となり、CDなどのパッケージメディアが廃れてきました。それはもはや時代の流れですが、ここで注目しておきたいのは「音質」について。ネット配信されているものは、MP3形式やAAC形式など、要はCDよりも音質が悪い、データ量の圧縮されたものです。ミュージックプレイヤーに曲を入れることに関しても、ミュージックプレイヤー本体の容量節約のため、CDからそのまま無圧縮で曲を入れる人はほとんどいないでしょう。つまり、「音質」に注目していくと、今の時代、よっぽどオーディオにこだわる人でない限り、あまり良い音で聴いている人はあまりいないのです。

 そういう時代に、いきなり「ハイレゾ」をオーディオ業界は推してきました。今までが「CDよりも悪い音質」で聴いていたのだから、「ハイレゾ」を聴けば誰もがその音質の違いに気付くでしょう。それもごく自然の流れ。

 しかし、と私は思います。

 CDそのものの音質とハイレゾの音質の違いが分かる人どれくらいいるのでしょうか?

 つまり、「CDよりも良い音質を」と言いながら、我々はCDそのものの音質を聴かずにいきなり「ハイレゾ」を聴かされているのです。

 CDの音質とハイレゾの音質の違いは、正直聴き分けが付かないでしょう。もちろん、人それぞれ感じ方は違うと思うが、CDの時点で「人間が本来聴こえない周波数」を切っているのだから、それ以上の音が聴こえるはずがありません。よくハイレゾを聴いて「聴こえない音が聴こえた」という感想を聞くが、「それは幻聴ですか?」と聞き返したくなりす。もし、ハイレゾの方が良いと感じるのであれば、その差は歴然までとはいかず、ごく小さな差でしょう。

 

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 つまり、CDとハイレゾの音質の差は、本来あまり感じないのです。

 その中でのハイレゾブーム。これはオーディオ業界の思惑に過ぎません。ハイレゾを聴くための機器が必要です。プレイヤーやスピーカー、ヘッドホンなど、そしてやっと音源が来ます。ハイレゾは高い。にもかかわらず、買え買え、とオーディオ業界は言ってきます。どうやらハイレゾで一儲けしようとしているようですな。

 だがハイレゾを聴く前に、まずは手元にあるCDのそのものの音源データを圧縮せずにプレイヤーに入れて聴いていただきたい。

 現在、ハイレゾを取り巻く環境は危うい。「偽レゾ」の存在など、まだまだハイレゾには疑問があります。

 

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