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By ISSING-BLOG 11/1からリニューアル

日立グループCMソング「日立の樹 この木なんの木」

 TBS系列で放送されているクイズバラエティ番組「日立 世界・ふしぎ発見!」の中のCMで流れているあの曲。誰もが聴いたことがあるでしょう。

 

    

 

「この木なんの木 気になる木」

 

「名前も知らない木ですから」

 

「名前も知らない木になるでしょう」

 

 私がこの曲を知ったのはいつなのか記憶もない程幼い頃です。ふと気付けばこの曲を口ずさんでいました。だからと言ってこの曲が話題に上がるわけでもないし、特別お気に入りの曲というわけでもありません。しかしこの曲が流れている時、無意識の内にこの曲に惹かれている自分がいるのです。

 

 あの映像に映る広大な木。日本ではあまり見たことのないあの木に誰もが興味を示すでしょう。そして、まるでその気持ちを代弁するかのようにあの歌詞が流れます。

 

「この木なんの木 気になる木」

 

 曲中の歌詞によって木の正体が分かるのではないかと期待を持ちますが、しかし…。

 

「名前も知らない木ですから」

 

「名前も知らない木になるでしょう」

 

 木の正体が語られないまま曲は終わってしまいます。だがそのメロディと歌詞が脳に焼き付けられる程印象に残るこの曲は、まさにCM界の名曲です。

 

 この木はハワイ・オアフ島にあるモンターポッドの大樹だといいます。この木は広大な土地に立つ一つの大樹に見えますが、実際には高速道路に面したそれほど広くない公園内にあり、ほとんど似た形状の複数の木の中の一本でありどれがCMの木か分かりづらいといいます。CM撮影時には高速道路が写らないよう、また孤高の1本に見えるアングルを探して収録が行われたらしいです。

 

 偶然私の友人がこの曲のCDを持っていたのでそれを借りました。

 

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 ちなみに、このCDに収録されているのは8代CMのもので、現在は9代CMが放送されています。

 

 この曲は日常のBGMに近いような身近さや親しみやすさがあります。自分の心にスッと入ってくるような誰もが聴きやすい曲調です。一回聴いただけですぐに口ずさめる程覚えやすいです。

 

 この曲は1973年に初めて流され、CMソングとして歴史の長い曲です。「HITACHI(日立)」のCMソングですが、一言も「HITACHI」の文字は入っていません。そのためCMソングとしてではなく、日常のBGMとしても聴けてしまいます。

 

 こんなにも長い間親しまれるのは、やはり「木」に対する人々との歩みがこの歌詞には込められているからではないでしょうか。

 

 木のある場所に人々が集まります。その木の名前は誰も知りません。成長して見たこともない木になるかもしれません。木の未来に対して期待を込めます。

 

「いつか葉が繁って 幹が大きく育って」

 

「根を広げて 森になる日が未来」

 

 木の成長を想像しながら、やがて来るであろうその未来を望むように歌詞は続きます。

 
「その日を その日を みんなで待ちましょう」


「夢見て 夢見て その日を待ちましょう」

 

 木の未来は人々の未来なのでしょう。今の木の平和を守るのは今の人々の宿命であり、やがて木が成長して花が咲くという夢を見て、その未来を上を向いて待ち続けていこうというのがこの曲の根幹なのでしょう。

 

 

【追記】

日立の樹」の詳細や楽譜に関しては公式のサイトでご覧下さい。

 →日立の樹オンライン