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尾崎豊「僕が僕であるために」

 2010年代に入り、私は高校生となりました。友人と軽音楽を始め、バンドを組んでこれから何の曲を演奏しようか、となった時、私はこの曲を友人の目の前で歌いながら紹介しました。

 

 尾崎豊というアーティストの存在はその当時知っていましたし、ベストアルバムも一枚だけ持っていました。しかしこの曲の存在は知りませんでした。

 

 授業の休み時間、トイレでクラス仲間と「今度カラオケでも行こうよ!」という話になり、そこで「何を歌うの?」と聞いたら、「『僕で僕があるために』って曲を知ってるかい?」となりました。

 

「miwaが歌っているんだけど、元々尾崎豊の曲なんだよ。良い曲だから聴いてみて」

 

 私は家に帰ってYouTubeで聴きました。サウンドも歌詞も尾崎らしいな、と思いました。

 

    

 

「人を傷つける事に 目を伏せるけど」

 

「優しさを口にすれば 人は皆傷ついていく」

 

 このサビに入る直前の歌詞に鳥肌が立ちました。どんなに人に優しくしていてもどこか矛盾が生じてしまい、かえってトラブルになることがあります。それでもそれを通じて成長しようとする、決意とも言える歌詞がサビでは歌われています。

 

僕が僕であるために 勝ち続けなきゃならない」

 

 CDショップに行ってこの曲の入ったオリジナルアルバム『十七歳の地図』を購入しました。1983年に発売された、尾崎豊本人がまだ17歳の頃に発表されたファーストデビューアルバムです。このアルバムには「OH MY LITTLE GIRL」や「I LOVE YOU」、「15の夜」などの代表曲が散りばめられています。

 

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 そして、この「僕が僕であるために」も最後のトラックに収録されています。

 

 YouTubeを見ると、何人もの人がこの曲をギターで弾き語りカバーしています。とても簡単そうだったので、自分も弾いてみようと思い練習しました。思いのほか簡単だったので、何日もしない内に弾き語れるようになりました。

 

 クラスの音楽の授業でそれぞれ何らかの発表をすることになりました。私は女友達に誘われ、得意の合唱でデュエットすることになっていましたが、せっかく弾けるようになったこの曲も歌いたいと思い、先生に相談しました。

 

 その結果、最後のシークレットサプライズとして弾き語りを許していただきました。そして初めて人前で弾き語りました。

 

 それからこの曲を沢山の人が知るようになり、カラオケではよくリクエストされるようになりました。最後の締めの曲として歌ったりもしました。

 

 もっと歌いたい、という気持ちが大きくなりました。

 

 冒頭の話に戻りますが、私は友人とバンドを組んでこれからバンドで何を演奏しようか、となった時に、この曲を友人の目の前で歌いながら紹介しました。

 

 それを聴いていた部活動の先生は「良い曲だよね」と言ってくれました。

 

 そして私の歌い方に熱意を感じたのかバンド仲間は「じゃ、やってみっか」となりました。

 

 それ以降、この曲はバンドで必ず歌われる曲となりました。

 

 練習を重ねていくにつれて、自分の心と歌詞が融合する感じがしました。まるでこれは自分の人生を歌っているような、まさに自分のテーマソングである、と。この曲の英題は「MY SONG」です。そう、これはまさに「MY SONG」なのです。

 

「正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで」

 

「僕は街のまれて 少し心許しながら」

 

「この冷たい街の風に歌い続けてる」

 

 自分が自分であるために、自分に勝ち続けなくちゃならない。足元がふらつく中でも自分を見失わず、明日へのファイティングポーズを崩さずに自分と向き合うという決意がこの歌には記されています。