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静岡の東海道線は各駅停車しかない問題の回答

 今日、静岡(焼津)から兵庫(西宮)に戻りました。行きと同じように(詳しくは「関西から静岡までの交通手段 - my notes」ご覧ください)、帰りも在来線を利用しました。

 

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 静岡に住んでいて普段電車を利用している方はこの写真を見て大変驚くと思います。これは浜松発米原行き新快速電車です。

 

 なんと静岡(浜松)から滋賀(米原)まで乗り換え無しで行けちゃう時間帯があるのです。浜松駅の東海道線下りの時刻表を見てみましょう。

 

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 あれれ??ない!どうやら駅構内の時刻表には載ってないダイヤのようですね。「Yahoo! 乗換案内」では検索できます。調べてみると休日に数本しか走っていないようです。

 

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 これに乗れば豊橋や大垣なんかでよくある座席争奪戦から逃れることができます。ただし、その間トイレに行けません。一番前の車両のトイレに行くしかありません。

 

 これはあくまでも東海道線の名古屋地区(米原豊橋)の話です。問題は静岡地区(豊橋〜熱海)です。この区間は各駅停車のロングシート車しか走っていません。しかもトイレ無しの場合もあります。

 

 この問題は18キッパーの間ではよく問題視されます。しかし、これはあくまでも長距離利用者に限った話です。東海道線静岡地区沿線に住んでいる人にとって、快速はそんなに必要ありません。静岡県民に在来線で長距離を移動する人はあまりいないでしょう。

 

 通勤・通学が長距離の場合は、朝夕に運用されている「ホームライナー」という、言わば課金快速に(310円の指定券を買えば乗れます)乗りますし、というか乗らなくてもそんな大して所要時間は変わりません。ただ、特急で使われているような車両に乗ることができ、確実に座席に座ることができます。

 

 静岡県民は、長距離の場合、新幹線を利用します。

 

 そして、車を使います。

 

 静岡県民のほとんどの人が車を持っています。東名・新東名・国道1号線(裏東名)が走っており、郊外化が進む静岡では、むしろ車の方が便利です。そして、お昼頃の3両編成の電車では席に余裕があります。つまり、電車を利用する人がそこまでいないのです。それでも10分に1本という、短編車両・高頻度の都市型ダイヤで運行されています。静岡地区はこれで十分でなのです。

 

 通勤圏は浜松と静岡と沼津で分散されており、それぞれの通勤圏内での乗客は確かに多いです。それでも、静岡県内のそれぞれの自治体の人口は、どこも同じくらいいますので、どの駅も同じくらい利用者がいるのです。そこに快速を設定することになれば、地元住民は不便をしいられるでしょう。

 

 そもそも東海道線の静岡地区(豊橋〜熱海)には競合の私鉄がありません。関西地区(神戸〜米原)は阪急や阪神、京阪や近鉄があり、名古屋地区(米原豊橋)は名鉄があり、首都圏(熱海〜東京)は小田急があります。しかし、静岡地区にはそのような競合がありません。さらに同じ区間東海道新幹線が走っており、静岡県内は新幹線の駅が日本一多く設置されています。そうすると「スピードアップ」や「長距離運行」よりも「新幹線との乗り換えが便利なダイヤ・地域住民が利用しやすいダイヤ」が合理的になるのです。

 

 いかがでしたでしょうか。静岡地区には快速が必要ないのです。しかし、長距離利用者にとっては快速が欲しいですよね。そういう人は、臨時快速の「ムーンライトながら」や通勤課金快速「ホームライナー」を利用すると良いでしょう。