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Bossanova Cassanova「花」

 ひと昔の前の話になりますが、私はあるCMで流れていた曲が気になりました。それは静岡ローカルですが、車買い取り専門店「ビックウェーブ」の過去のCMでした。

 

 そんなある日、家族と車でドライブをしていたら、 ラジオから不意にこの曲が流れました。

 

    

 

 「いちばん大切な人のために咲く花になれ」

 

 アカペラで入る冒頭から、まるで花がひとひら咲いたかのようなイメージを抱きました。

 

 この曲を歌っているのは誰だ?と思ったところにラジオで「Bossanova Cassanova(ボサノバカサノバ)の『花』でした」と曲紹介がなされました。Bossanova Cassanova?誰だ?と思いました。そしてラジオのエンディングで「久保ひとみと、Bossanova CassanovaのSho1(田村庄一)と吉沢秀人でした!」とのアナウンス。そうか、このラジオのパーソナリティーなのか!と納得。

 

 そのラジオ番組とは2003年から2013年の10年間、K-MIX静岡エフエム放送)というラジオ局でやっていた「K-MIX WEEKEND ヤッホー!!」です。そこに出演していたのは、静岡のローカル人気タレント久保ひとみBossanova Cassanovaというソングライター・ユニットでした。

 

 喋りが上手く、土曜のお昼にも関わらず少しアダルティなトークが特徴的ですが、まさかこのラジオ番組のパーソナリティーがミュージシャンとは思いませんでした。

 

 Bossanova Cassanovaというグループは群馬県出身のSho1(田村庄一)と吉沢秀人の2人によるソングライター・ユニットです。1994年シングル『恋のゆくえ』でメジャーデビュー。その後、CD制作や音楽プロデュースをはじめ、様々なアーティストへの楽曲提供、ライブサポートなども行っています。また、最近ではCMなどの音楽制作から・ラジオDJなど幅広い活動を展開しているそうです。

 

 そして後日、ラジオの公開生放送を地元でやるというのでそこに足を運びました。すると、Bossanova Cassanovaが「歌いまーす」と言わんばかりにギターを二人で手に取りました。そして冒頭からあの名曲「花」を歌ってくれました。

 

「泣きながら生まれてきたんだから せめて死ぬまでの間」

 

「笑って 笑って 歩いていきたいな」

 

 サビではないこの部分で思い切り叫ぶように歌っていました。鳥肌と共に、歌詞がしっかりと頭に焼き付いたような感覚でした。私は感動しました。Sho1さんの声と彼らの弾いているギターの音が上手く交わってこの曲の大きな花が咲いている、そんな感じがしました。

 

 私はすぐさま特設売り場で購入することにしました。そしてサインを貰いBossanova Cassanova二人と握手をしました。「最近好きになりました」と言うと彼らは「嬉しいね」と言ってくれました。私が購入したのは『Kewpie』というアルバムで、2002年にリリースされた6枚目のオリジナルアルバムです。

 

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  この曲は遠くから「頑張れ!」と応援されているような押し付け感がしません。そっとそばで寄り添い語りかけてくれるような、そしてそっと背中を支えてくれるような優しさが詰まっています。

 

「いちばん大切な人のために咲く花になれ」

 

「果てしない大地で風に向かう花になれ」

 

「いちばん愛してる心にひとつ咲く花になれ」

 

「つらくはかなくても空見上げる花になれ」

 

 花はどんなに同じ種類でも咲く場所が花々によって違うわけで、その育ち方や形、色も様々である。しかしどんな条件でも花は咲こうとするのです。それは人間も同じく、どんな条件でも夢に向かって日々を過ごし、いつしか立派な一輪の花として人生においての大きな花を咲かせますよね。

 

「いつまでも どこまでも」

 

「自分に負けないで」

 

 この歌詞で曲は締めくくられ、 この曲の真意が伝わってきます。どんな条件でも自分に負けずに花を咲かせて、と。そしてそれは決して世の中でいちばんではなく、「いちばん大切なひとのために咲く花になれ」という愛がテーマとなっている、癒しのバラードです。