幼い頃に遊んだ生き物達

 昔は実家の隣に小さな空き地があって、秋になると赤トンボがパァーッとたくさん飛んでいた。僕は網を持って捕まえに行くのだが、プロは網なんて使わない。むしろ手づかみ。それくらいトンボがいた。捕まえたトンボはカゴに入れて、家に持ち帰ったり、あるいは捕まえる時に間違って殺しちゃったり。でも、あれは「こうしたら生き物は死んじゃう」って知るためには必要なことだったと思う。生き物と向き合うことの大切はそういうことだと思う。

 

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 今、空き地はトラックの置き場として使われており、トンボは飛ばなくなってしまった。

 

 近くのドブ川ではアメリカザリガニを釣ったりした。僕はザリガニ釣りは苦手だが、捕まえた時はとても嬉しかった。育てようとするのだが、どうしても死んでしまうことが多かった。うーん、残念。

 

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 先日久々に実家に帰ると、驚くことに未だにカブト虫を飼っている。おじいちゃんが大切に育てているそうで、夏になると成虫になって、小屋の中をブンブン飛んでいる。

 

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 幼い頃は、成虫を肩に乗せて「これ、ブローチ!」なんて言って記念写真を撮ったものだ。今何匹飼っているのか分からないが、一時期40匹以上はいた。もう実家には子供がいないのに、未だにカブト虫を飼っているとは驚きだ。

 

 他にも大きなクサガメも買っている。こいつは元々野生で、近くに流れている川の道で歩いていたところを手づかみで取って持って帰ってきた。この亀、野生だからペットショップに売っている亀用の餌は一切食べず、生物の魚の刺身しか食べない。おばあちゃんが主に餌を与えており、おそらく、うちの家族で一番リッチな食事をしていることは間違いない。生き物というのは、ある程度人に飼われると人に懐くものだが、この亀は未だに人が近づくと逃げようとする。

 

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 生き物と向き合うってことを今の子供はしているのか分からないが、やはり、こういう遊びが命の教育になっていたことは間違いない。教育の一環としてではなくて、子供達の好奇心の中で学べることはたくさんあると思う。それを大人と一緒に学んでいく楽しさがある。全ては楽しいから学ぶのだ。学ぶことに楽しさがなければ、遊びでも学びでもない。それを子供のうちに知っておくべきではないだろうか。