たとえば

心の赴くままに描くエッセイブログ。

独り歩き

 社会人になって僕は浮かれていた。最初の一年目は金もロクにないのに、居酒屋でウイスキーのロックを飲みまくった。店の客とテキーラ片手に盛り上がった。夜、ふらふらになりながら帰宅し、翌朝、まだ酔いが覚めぬまま仕事へ出掛ける。そんな日々を送っていた。

 

 髪も明るい茶色に染めた。まぁ、でも、あまりにも違和感を感じたので一ヶ月で黒色に戻してしまったけど。

 

 もしかしたら、何も遊ばなかった大学時代を後悔していたかもしれない。それが社会人になって爆発したのだろう。

 

 今、僕はあの頃にみたいに浮かれた社会人ではない。転職をしてから心を改め、自分のあらゆるものを変えた。健康を思い、酒は週末のみ自宅で少量飲み、お金の管理もスマートフォンのアプリ、Excelを活用し、管理している。日頃は読書にて勉強を行い、時折昔のTVゲームで息抜きをしたり、ギター片手に歌ったりしている。

 

 仕事はシステムエンジニアとして働いており、まだまだ未熟だが、お客様に喜ばれるため、一生懸命やっているつもりである。相変わらず上司にはパワハラを受けている時もあるが、最近はそれをかわせるようになりつつある。

 

 僕が社会人になりたての頃、つまり浮かれていた頃に出会った人々とは、会っていないし、連絡も取っていない。ほとんど独りだ。

 

 独りがとても落ち着く。だから、飲み会や社員旅行なんてものには参加しないし、故郷の友人も数人としか連絡を取りあっていない。

 

 大人になって、僕は友人を減らしていった。よく友達を増やしましょうみたいな風潮があるけど、僕はそんな風潮、クソくらえ、と思ってしまう。

 

 意見には個人差があることを承知の上でここに記す。そもそも友達なんて、いらない。ビジネス上、生きていく上で最低限必要な仲間がいれば十分だと思う。それ以外は、本当に好きだと思う人と付き合っていけばいい。

 

 そうすると、友人は数人に絞られる。

 

 なぜ僕がそんなことをしているかというと、僕は独りが一番落ち着くからだ。

 

 独りになり、自分と向き合い、これから死ぬまでの人生のことを常に考えている。この限られた時間の中で、何をしたいか、何ができるか。

 

 学生時代のように、人生において後悔したいように、日々、極力自分の為に時間を使っている。

 

 自分軸で生きる、ということはそういうことだと思う。これから楽しみで仕方がない。