たとえば

心の赴くままに描くエッセイブログ。

Summer Earphones ー外出用ヘッドフォンを探してー

 外出時は基本的にイヤホンをしているということは過去に記事に載せた。特に夏場はヘッドフォンは蒸れるため、僕は外出用のヘッドフォンを持っておらず、自宅のみSONY MDR-CD900STというプロ仕様モニターヘッドフォンで音楽を聴いている。

 

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 だからと言って、イヤホンが蒸れない訳ではない。僕が持っているイヤホンは、今や一般的となっている密閉型(カナル型)と呼ばれるイヤーピースを耳の穴に入れるイヤホンである。密閉型は耳の穴をほぼ塞ぐため、体質により個人差があるが、耳の中が湿気がこもりやすくなる。

 

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カナル型イヤホン

 

 僕の場合、湿気がこもってしまい、イヤホンが取れやすくなることが多い(イヤーピースを変えたりしたが、解消されなかった)。湿気がこもることもそうだが、それによって耳の穴の入口付近が少し痒くなったりする。これはあくまでも一部の事例に過ぎないが、長時間のイヤホンの着用により湿気が長時間こもり続け、耳の中にカビが発生するという事例もある。このように密閉型イヤホンは意外にも耳への負担がある。

 

 それに、正直僕は密閉型イヤホンか苦手だ。耳の穴を塞ぐ感覚がどうも苦手で、周囲の音が聞きづらくなり、人混みでは不安になってしまう。最近のイヤホンは外音取り込み機能が搭載されており、人混みでの不安は解消されたが、依然として耳を塞ぐ感覚が好きになれなかった。

 

 それでも密閉型イヤホンは周囲に音が漏れず、密閉性が高いため、些細な楽器のサウンドも聴き取りやすい。外音取り込み機能のおかげで、外出先で周囲に対しての配慮をしつつ音楽に没頭できるようになった。

 

 このバランスを保ちつつ、耳への負担の少ないイヤホンを探すことにした。

 

 まず、一昔まで一般的だった開放型(インナーイヤー型)のイヤホンを試してみた。耳介部分にイヤホンを引っ掛ける。耳を塞ぐことがないため、周囲の生活音音が聴こえ、耳の中に湿気がこもることがない。また、音質面では音抜けが良く開放的な感覚で音楽を聴くことができる。

 

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インナーイヤー型イヤホン

 

 しかし、製品にもよるが、どの開放型イヤホンも耳にフィットせず、ほんの30分間着用しているだけで耳介部分が痛くなった。それに、耳を塞がない仕様のため、周囲の生活音が大きい場合、イヤホンから出る音が聴こえづらくなり、音量を上げる必要が出てくる。それによって、難聴を引き起こす可能性が高くなる。

 

 それなら、AppleのEirPodsやAirPodsに代表される、漏斗型イヤホン(開放型イヤホンの仲間)を試してみた。

 

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漏斗型イヤホン

 

 漏斗型イヤホンはある程度耳の型に合うように設計されているため、耳にフィットし、低音もしっかり聴こえる。また、耳を完全に塞がないため、周囲の生活音も聴こえる。しかし、開放型イヤホンと同じく、周囲の生活音が大きい場合、音量を上げる必要があり、耳への負担がある。

 

 それでも漏斗型イヤホンが最もバランスが良いと感じた。もし漏斗型イヤホンにノイズキャンセリング機能搭載モデルがあれば耳に負担を掛けず、さらに周囲の生活音とのバランスが取れるかもしれない。しかし、漏斗型は現時点では種類が少なく、好みの音色のものが見つからなかった。

 

 ここから視点を180度変えた。イヤホンではなく、ヘッドフォンはどうだろうか。ヘッドフォンの欠点は、ポータブル性が低いことと、夏場は耳全体が群れてしまうことだ。それでもヘッドフォンであれば種類が豊富であることから、ヘッドフォンからも探してみようと思った。ヘッドフォンはドライバーが大きく、イヤホンよりも音質が高いと言われている。そのため外出用のヘッドフォンは十分に需要があるし、様々な外出用ヘッドフォンが販売されている。

 

 まずヘッドフォンを探す上で、一昔主流だった耳掛け型のヘッドフォンを試してみた。耳が群れることがないが、耳との距離が生まれるため、開放型イヤホンにあった問題が起こった。しかし、音質はイヤホンと違って、とても開放的で自宅用としては最適かもしれないと思った。また、個人差はあるが、耳掛け型ヘッドフォンは長時間着用しているとイヤーフックをかけている部分が痛くなるという欠点がある。

 

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耳掛け型ヘッドフォン

 

 結果的に通常の頭にのせるヘッドフォンで、ポータブル性の高いものを探すことにした。耳全体を覆うオーバーイヤー型ヘッドフォンは、ドライバーが大きく密閉性が高いため、音質の向上の音楽鑑賞時において没入感を得られるだろう。外音取り込み機能が搭載されているものもあり、外出用としても最適だと思ったが、耳全体を覆う作りになっているため、ヘッドフォン自体が大きくなり、ポータブル性が低くなってしまう。そして、もちろん夏場は耳が蒸れやすい。冬場は耳あて代わりになるかもしれない。

 

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オーバーイヤー型ヘッドフォン

 

 オンイヤー型ヘッドフォンと呼ばれる耳の上から覆うものにしてみた。耳の上から覆うため、眼鏡をしていたり、長時間の使用時に耳が痛くなるかと思ったが、そんなことは全くなかった。また、完全密閉ではないため、周囲の生活音も聴き取りやすく、ノイズキャンセリング機能により音楽への没入感が得られる。ちなみに、今回僕が購入したオンイヤー型ヘッドフォンは、ノイズキャンセリングの精度がそこまで高くないため、例えば電車のアナウンスなどはしっかり聞こえつつ、音楽を聴くことができ、周囲が生活音が大きくてもノイズキャンセリングのおかげで音量を上げなく済む。そして、音漏れも全くない。小さくて、折りたたむとさらに小さくなるため、ポータブル性が高い。僕はオンイヤー型ヘッドフォンを購入することを決めた。

 

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オンイヤー型ヘッドフォン

 

 しかし、やはりヘッドフォンのため、夏場は蒸れる。しかし、蒸れなくて済む方法があった。それは『mimimamo』というヘッドフォンカバーを装着することにより、全く蒸れなくなり、さらさらしていて装着感が向上した。

 

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『mimimamo』を装着したヘッドフォン

 『mimimamo』の詳しいことは公式Webサイトを見ていただきたい、ヘッドフォンによって対応するサイズが違うので、購入時は公式Webサイトに載っている対応表を参考にするといい。

 

mimimamo.com

 

 

 僕が購入したのは、AKGのN60NC WIRELESSだ。低音から高音まで聞こえ、音質は申し分ない。普段、モニターヘッドホンを聴いている者としては抵抗感なく聴くことができた。

 

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AKG N60NC WIRELESS

 

 Bluetoothと有線の両方が使え、さらにマイクが内蔵されているため、スマートフォンBluetooth接続すれば通話もできる。汎用性が高く、イヤホンなんて今後はいらなくなるかもしれない…というか、自宅用も外出用もこれで十分かもしれない…そんなことを思ってしまった。