たとえば

心の赴くままに描くエッセイブログ。

iPod発売から20周年! 〜未だにiPod Classicは最高のプレイヤーだ〜

 未だにiPod Classicを持っている。もっぱら、僕はオーディオマニアとして、自身の中のポータブルオーディオのあるべき姿をここ数年間探し続けていた。中華デジタルオーディオプレーヤーに手を出したり、Bluetooth接続でコードレスに音楽を聴いていたりした。


f:id:issingmusic1006:20210827193149j:image

 

 iPodは、デジタルオーディオプレーヤーの“アイコン”として、一時代を築いた。今、その機能はiPhoneへと引き継がれ、Apple Musicへと進化していった。米Apple社(※ビートルズファンの方はおわかりいただいけるだろうが、英国にあるApple Corps社との曖昧さを避けるため、ここでは「米アップル社」と表記する。)は、iPhoneが現代のiPodだとインタビューで答えている。

 

 つまり、iPod(※現在でも発売されているiPod touchは除く)は今や時代遅れのオーディオ機器である。それでも僕はiPod Classicを手に入れてから壊れるまで使用し、現在でも中古品を手に入れ、自ら整備して使用している。そうでもしてまでiPod Classicを使いたい、と思わせるのは、機能性や音質が良いからだということではない。iPodのデザイン性とそのデザイン性にマッチングする「クイックホイール」の操作性である。つまり、クイックホイールというiPodの象徴的なデザイン性と操作性を兼ね備えたインターフェイスが好きなのである。

 


f:id:issingmusic1006:20210827193332j:image

 

 レコードで音楽を聴いていた世代が、音楽を聴く際は必ず針を落として聴いていたように、現在(2021年)の20代後半の世代は、CDを購入し、CDをパソコンでリッピングし、それをiPodなどのMP3プレーヤーに入れて外に持ち運んでいた。今はスマートフォンのおかげでそんなことしなくても月額料を払ってサービスに契約していれば外でも聴ける。ってか、YouTubeで無料で聴けちゃう。世代によって慣れ親しんだ音楽の聴き方がある。その体験は忘れることがない。だからこそ、慣れ親しんだ音楽の聴き方で音楽を楽しみたい。今やレコードも日本国内問わず復活しつつある。つまり、音楽を聴くということは、単に音楽が聴ければ良いわけでなく、どうやって音楽を聴きたいか、ということも重要な要素なのである。だから、僕は今の音楽の聴き方に関しては否定的ではないし、これからもそのスタイルは変化していくと思う。

 

 iPod Classicは、160GBもの容量がある。WAVやAIFF形式、ロスレスなどの無圧縮でも沢山の音楽を入れることができる。米Apple製品に改造なんてナンセンスとお思いの方もいるだろうが、僕は自らで1TBに物理的に改造した。むしろ、公式サポートが終わった今、改造などの整備をして延命させる他ない。今手に入る修理用のパーツは公式のものではない。それでも延命できてしまうのだ。普通のMP3プレイヤー製品ではあり得ない。それくらいiPodは一時代を築き、今尚マニアの間では愛されているのだ。

 

 自らのライブラリーをポケットに収め、外に持ち運ぶ。ライブラリーに収めている音楽達をクイックホイールで選択する。今ならスマートフォンのタッチスクリーンで即座に検索して選択することができるだろうが、クイックホイールだとCDを探すような感覚で音楽を選択できる。探している内に、あ、この音楽も聴きたいな、と思ったりする。それはまるで、自らの沢山のコレクションを押入れや倉庫で探すような感覚と同じだ。

 


f:id:issingmusic1006:20210827193436j:image

 

 iPod Classicは機能が少ない。確かに動画や画像を閲覧することは可能だが、スマートフォンの方が画面が広く、遥かに優位だ。そのため、iPod Classicは音楽専用機となり、音楽しか聴けない。それが僕を音楽に集中させてくれる。スマートフォンと違って余計な通知が来ないので、余すことなく音楽を堪能できる。

 

 音質は昔ながらのMP3プレーヤーの音だが、今のスマートフォンや高級ミュージックプレイヤーと違い、何も味付けのない素の音に感じる。iPodは出力が高いので、愛用ヘッドフォンSONY MDR-CD900STでも十分鳴らしてくれる。Dock端子経由のデジタル出力でポータブルアンプなどに繋ぎ、自分の好きな音質にカスタマイズできる(iPodの音でも十分だが:笑)。

 

 iPod Classicを持ち歩き、旅行などの長時間の移動時間に音楽を楽しんでいる。寝る前にもベッドの上でiPod Classicで音楽を聴く。まだまだ現役でずっと使い続けたい最高のプレイヤーだ。